Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、主に青アザとシミを治療する目的で開発されたレーザーで、シミ、そばかす、アザやタトゥーなどの色素性病変に対して有効な医療用レーザーです。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、シミやアザの原因となるメラニン色素のみを選択的に破壊するため、治療箇所周辺の皮膚や血管などの組織にダメージを与えることなく治療できます。
当院では、厚生労働省から承認された安全性の高いQスイッチ・アレキサンドライトレーザー(米国キャンデラ社製AlexⅡ)の正規機種を使用しています。
シミ・そばかす
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
脂漏性角化症
光線性花弁性色素斑
青アザ(太田母斑、蒙古斑、青色母斑など)
茶アザ(扁平母斑、遅発性扁平母斑など)
ホクロ・イボ(盛り上がりのない平らなもの)
炎症後色素沈着
外傷性色素沈着
タトゥー・刺青
アートメイク
【アレキサンドライトレーザー】とは、アレキサンドライトという宝石を使用したレーザーです。また【Qスイッチ】とは、エネルギーの高いレーザー光をナノ秒単位という瞬間的な時間で得るために使用されるレーザーの技術です。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、Qスイッチシステムによりレーザーパルスの照射時間が1億分の5秒と極めて短く、周辺の正常組織への影響を最小限に抑えた治療が可能で、表皮ダメージが少なく安全な治療を行うことができます。
また、このレーザーは、メラニン色素に吸収されやすいという特性があるため、シミ、ソバカス、アザ、タトゥーなどの色素性病変に対して効果を発揮し、皮膚の異常メラニンだけにレーザーが選択的に反応することで、徐々に患部の色味を薄くしていくことが可能です。
アレキサンドライトレーザーは、黒色メラニン色素に反応する特性から、医療レーザー脱毛用に用いられるレーザーとしても有名です。
Selective Photothermolysis(選択的光加熱分解)理論の採用
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、周辺組織にはダメージを与えずに標的となるメラニンのみを選択的に破壊することができる「Selective Photothermolysis(選択的光加熱分解)理論」に基づき、メラニン色素に吸収されやすい波長、755nm(ナノメートル)の波長をもつレーザーです。
この波長の性質はメラニン色素の多い日本人の肌に適したレーザーであるとされており、表皮、真皮層内にある過剰なメラニン色素に対して至適で選択的なダメージを与え、破壊することができます。
755nmの波長は、同じくシミ治療に使用されることが多いQスイッチ・ルビーレーザーの波長、694nmと比較して施術後のダウンタイムが少なく、また皮膚の奥深クマでレーザーの熱エネルギーを到達させる深達性にも優れているため、真皮層にメラノサイトが増生することで起こるADMや青アザ治療には、Qスイッチ・ルビーレーザーよりQスイッチ・アレキサンドライトレーザーがより適していると言えます。
また、同様に局所的なシミ治療に使用される、Qスイッチ・YAGレーザーと比較すると、YAGレーザーの波長、1064nmよりもメラニンの光吸収度が高いため、組織内のメラニン色素に対してより選択的な効果を与えることができます。
レンズ結合型光ファイバー方式
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、施術中の操作性に優れ、かつ安定した均一なレーザービームを伝達するのに適したレンズ結合型光ファイバーによる導光方式を採用しているため、効率良くムラの少ないレーザー照射が可能で、満足のいく治療結果を得ることができます。
ハンドピースの口径は、2mm、3mm、4mmの3種類のものがあり、シミやアザなど患部の大きさに合わせて選択でき、非常に小さいシミやそばかすの照射でも、周辺組織へのダメージを抑えた治療が可能です。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、太田母斑、蒙古斑などの青アザ、扁平母斑などの茶アザ、シミ・そばかす、ADM、ホクロ・イボ、色素沈着、外傷性刺青、タトゥー・刺青、アートメイクなどの色素性病変に対して有効な治療です。
「表皮メラニン=表皮や皮膚の浅い層に存在するメラニン」は、レーザー照射後かさぶたとなり、皮膚の入れ替わりとともにはがれ落ちます。また、「真皮メラニン=真皮など皮膚の深い層に存在するメラニン」は、マクロファージという食作用を持つ白血球の一種によって処理され、除去されます。
一口にシミといっても、先天性のものや後天性のもの、形状によっても様々な種類があり、シミだと思って診察を受けたものがアザやADM、あるいは肝斑である場合などもあります。シミの原因、状況、肌質などを医師が複合的に判断しながら、レーザーの種類、照射の深さや強さを決定して治療を行いますので、治療後の経過やアフターケアの方法など、医師と相談しながら指導に従ってください。
診察・カウンセリング
気になるお肌の悩みについて、何でもお気軽にご相談ください。
シミ・アザ・ホクロなどの色素性病変は、種類によって治療方法や使用する器機が異なるため、医師の適切な診断が必要となります。
お悩みと症状、ご希望に沿って、最適な治療方法をご提案します。
マーキング
レーザー照射箇所にマーキングを行います。
写真撮影
施術前後の変化を確認していただくため、写真撮影を行います。
局所麻酔
施術箇所を氷冷します。ホクロ・イボ治療などの小範囲における施術の場合、麻酔は不要ですが、アザ治療、シミ除去、タトゥー・刺青除去など、治療内容や範囲によって、必要な場合は麻酔クリームや注射などの局所麻酔を行います。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー施術
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーの照射を行います。施術時間は通常10〜15分程度ですが、治療内容により異なりますので詳しくはカウンセリングにてご確下さい。
マーキング除去
照射前に行ったマーキングを除去します。
クリーム塗布・テーピング
照射箇所に軟膏を塗布し、テープを貼って患部を保護します。
冷却
治療箇所が広範囲に渡る場合は、照射箇所の炎症を抑えるため、患部を冷やします。
アフターケア
術後の経過は治療内容によって異なりますが、施術後、患部にかさぶたができます。かあぶたがはがれるまで、色素沈着や皮膚の盛り上がり、凹みを起こさないために、患部を湿潤な状態に保つアフターケアが何より重要となります。ご自宅での軟膏の塗布とテープやガーゼの貼り替えなど、医師の指示に従い正しく行って下さい。
また、治療後の日焼けや患部の摩擦は色素沈着の原因となりますので、医師や看護師から指導を受けた期間、テープ・ガーゼ保護を怠らず、しっかりと紫外線対策を行って下さい。
2回目以降の治療は、通常最初の施術から2〜3ヶ月後から可能ですが、治療内容によって異なりますので、医師にご相談下さい。その他、施術後気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
施術内容 | 料金 | |||
---|---|---|---|---|
ホクロ・イボ除去 | 4mm未満 1個 | ¥3,300- | ||
4mm以上10mm未満 1個 | ¥11,000- | |||
1mm増すごと | ¥1,100- | |||
1回1か所のお費用となります。複数個所・複数回治療を要した場合、その都度お費用がかかります。 | ||||
シミ・そばかす除去 | 直径10mm以下 | ¥11,000- | ||
1mm増ごと | ¥1,100- | |||
100shotsごと | ¥99,000- | |||
1回1か所のお費用となります。複数個所・複数回治療を要した場合、その都度お費用がかかります。 | ||||
アートメイク除去 | 両眉 | ¥55,000- | ||
アイライン | ¥55,000- | |||
部分修正 | ¥33,000- | |||
タトゥー・刺青 | 10㎠まで | ¥55,000- | ||
20㎠まで | ¥77,000- | |||
50㎠まで | ¥139,700- | |||
100㎠まで | ¥238,700- | |||
毎回、面積を測定し料金をいただきます。 | ||||
レーザーポレーション | 顔(小範囲) | 1回 | ¥8,250- | |
顔全体 | 1回 | ¥11,000- |
総額表示義務のため、消費税込みの表示となっています。
照射時の痛みはありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、ホクロなど、小さい範囲の治療においては、麻酔は不要で氷冷処理をしてから治療を行えばほとんど痛みはなく、輪ゴムでパチンと弾かれた程度とお考え下さい。
アザ、シミ治療やタトゥー・刺青除去など、施術箇所が広範囲に渡る場合は必要に応じて麻酔を行いますので痛みの心配はございません。
治療後、熱感が出ることがありますが、通常の経過であり、数時間で落ち着きますのでご安心ください。
保険は適用されますか?
アザ治療の場合、赤アザ、青アザなど、アザの種類によって保険適用となる場合がありますので、カウンセリングにてご相談ください。(アザの種類に応じて使用するレーザーの種類は異なります。)
また、ホクロ・イボ治療の場合、ホクロ・イボの大きさや状態、治療箇所に応じて治療方法や使用する医療レーザー機器が異なりますが、大きく盛り上がりのあるホクロ・イボや特殊な場所にあるものに関しては手術による除去が適切な場合があり、その際は健康保険の適用となる場合があります。保険適用の可否についてはカウンセリングにてご相談ください。
手の甲のシミが気になるのですが、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーで薄くなりますか?
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーによる治療は、アフターケアが何より重要となります。患部は一定期間中、軟膏とテープを使用し、局所の安静が必要となりますが、手は特に日常生活において擦れたり、水に濡れたりする頻度が高い部分であるため、アフターケアが難しく、期待した効果が得られない場合があります。軟膏塗布とテーピングの治療後の指示をよく守って頂ける場合は治療が可能です。
治療回数は何回ぐらい必要ですか?
単純なシミ・そばかす治療の場合、1回の治療で十分な改善がみられることが多いですが、シミはその後の日常生活において再発することがあります。
アザやタトゥー除去治療は、複数回の治療が必要となる場合が多く、回数は症状によって異なりますので、カウンセリングにてご相談下さい。
肝斑に悩んでいます。Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーで治療できますか?
肝斑はレーザー治療によって濃くなる危険性があり、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは肝斑治療には適しません。よって、肝斑の混在するシミにはレーザー治療を行えいない場合があり、飲み薬(保険適用)や塗り薬(自費診療)での治療、イオン導入などを行います。肝斑の診断は、カウンセリングにて医師にご相談下さい。
ニキビ跡がシミのようになってしまいました。治療できますか?
ニキビ跡のシミは、炎症後色素沈着といってシミの種類に分類され、もちろん治療可能です。症状や肌質によって最適な治療をご提案しますので、まずはカウンセリングでご相談ください。
妊娠中でも治療を受けることはできますか?
妊娠中は、女性ホルモンの影響により治療後の色素沈着がひどくなる場合があるため、妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方は治療を控えられることをお勧めします。